ちょうど昨年の今頃は中沢新一さんの「僕の叔父さん 網野善彦」を読んで、お二人の素敵なつながりのみならず、
その関係の上に脈々と流れる「人が人に何かを手渡して深めていく」現場をかいま見るような疑似体験に、
ちょっと身震いするほど感動していた。
で、昨日仕事に行く途中で買い求めたこの本、今度は「叔父」たる中沢さんと「甥」たる爆笑問題の太田さんの
「精神的冗談関係」を感じずにおれない対談集になっていて、そこにもやはり「人を媒介とした成熟過程」を
オバタは感じてしまうわけです。
つまり、オバタにとっちゃむちゃくちゃ面白いんですわ、この本。オバタは昨夜３時間で読み切ってしまった。
おりしも首相が終戦記念日に靖国参拝でピィヒャララな今日この頃に、このタイトル（そして話題）は実にタイムリー。
こういう世間との絶妙なシンクロ率をたたき出す最近の中沢さんや太田さんの思考は、
それを好むと好まざるを別にして、ぜひぜひ「オトナのたしなみ」として知っておくべきことなんじゃないかと思う次第。
お勧めです。
生きている
あっという間に2週間経ってしまった。何がって、前のエントリーからなんだが（笑）。
報いとして多数の方に心配をかけてしまい、スミマセンでした。オバタ、ちゃんと生きてます。
この２週間何をしていたかと言うと、とある制作に関わっていて（これがただいま進行中なのだが）
この制作がオバタ本人にとって「仕事」を通り越して、なんというか一種の修行のような感じ。
この制作の中で改めて気づき直したこと、自分のダメなところ、人様のキモチのことなどなど、
日々感じることが山のようで、この２週間は自分の中では整理のつかないままではあるものの、
すんごく充実して走っていた感じ。
本日ようやく制作自体も峠も越して、ふとblogを放ったらかしていたことを思い出した次第。
というわけでせっかく思い出したこのblog、もったいないのでまだまだ書き続けるくつもりです。
急がばまわれを知る
師匠の奥村さんの先日の日記に「すぐ出来ることは何も出来ないのと同じ。」とあったのだが、
今日はホントにそれを痛感する出来事があった。
やっぱりアタマはちゃんと使わないと腐ります。「慣れ」ほど恐ろしいことはない。
急いでるときこそ、インスタントに出来ると思っていることこそ、自分の足下のぬかるみに気づけない。
常に見直す、もしくは新たな印画紙をいれるような気持ちで世界を見なくてはイカンな〜。
あ、そういえば今日から８月、あと５ヶ月か〜。
猫に噛まれて思う
シゴトの関係でFLASH動画三昧の月曜日。
こういう「目に見えるギミック」を作るのが好きなので、シゴトではあるものの、
オバタにとっちゃあ「こうするとどう見えるか？」みたいな視覚実験でもあって、
実験をやりだしてしまうと、生来の職人気質で結構のめり込んでしまう。
すると、暇を持て余したうちの愛猫チビが退屈しのぎに足を噛みにくるので(ﾉД`)、
そこで「おおっ！イカンイカン」なんて思いつつ、シゴトモードの冷静さを戻して
再び作業開始。
夏の夜に猫に噛まれてシゴトに戻るってのも、ちょっとオツなんじゃなかろうか？
ちょっと江戸時代の職人の生活っぽくて。
「俺Fes.」を準備する。
つーことで、きたる8月5日(土)に、ひっさびさに俺Fes.@ IMIを開催。
今回オバタ、仕切ります！
今年のIMI研究生はノリもよさそうなので、このあたりで俺メンバーとIMI現役研究生との、
橋渡しが実現出来ればなぁ〜と思う次第。
土曜までいろいろ課題山積みやけど、とりあえず全力疾走でGO!!
詰め込んで集中する
最近いろいろとすることが目白押し。
どれも楽しかったり興味深かったりすることなので苦ではないのだが、いかんせん「時間」てものがあるわけで、
ひさびさに自分の時間を割り振りなんぞしてる。
そんなことをしていて分かったのだが、オレ、やっぱりちょっと負荷過多気味のほうが調子いいみたい（笑）。
なんか短時間の集中具合が断然良いのだ。アイディアも的確に出るし、なによりも時間がない分迷いがない（笑）！！
生まれもっての貧乏性のなせる技なのか(ﾉД`)、おかげで効率がムチャクチャいい今日この頃。
はたして喜んでよいものかどうか？
水分摂取量が気になる
普段から水分摂取量はかなり多い目なのだが、夏は「さらに倍」とまでは言わずとも、1.5倍くらいは増える。
どうも自分の中で「水分不足＝頭痛＝シゴト機能低下」みたいな変な図式の脅迫観念があって、
体内の循環をよくするためにも水分補給はかかせないと、夏は自然に摂取量が増える。
最近はシゴト場に５００mlと1リットルのお茶系パック飲料を買っていき、これらをおよそ８時間で飲み尽くすのだが、
内勤８時間で1.5リットルの水分摂取ってのは、はたして多過ぎなのだろうか？
実際オバタのシゴト場じゃ、そんだけ飲む人はオバタ以外にいなかったりするのだが・・・
他の人の夏場の水分摂取量がすごく気になるなー。特にグラフィック関係や内勤のヒト、どうですかね？
夏風邪と悟る
で、（と、いきなり始めるのだが）昨晩はヨッパリのオバタも頭痛でダウンだったので、23時前に就寝。
中学生並みの睡眠時間をとって、体力回復をはかろうとした。
ところが、あろうことか夜中に頭痛で目が覚めてしまった！ 寝る前にセデスも２錠飲んだのに、である。
こりゃ参ったなぁ、と元から痛む頭をさらに痛めつつ、とりあえず冷たい水でも、と思って台所へいって、
そこでフと思い出した。
「ちょっと前にもこのパターンで風邪やったよな・・・」
もはやなす術もないので、今度はパブロンSを３錠、冷たい水でぐっとやってから、
ビニールに入れた氷をタオルに巻いて枕と首の間におき、痛みをごまかしつつなんとか就寝。
今朝、目覚ましで目が覚めたらこれが壮快！なんだ、軽い夏風邪だったんじゃん。
なんとか早々に解決したので良かったものの、最近風邪ひきやすくなってるんじゃないかと、
自分の体力低下を再認識してちょっとゲンナリ。
頭痛がする
あ〜、頭痛がする。
どうも汗かいたところでシゴト場の中途半端な冷房をあびて、身体を冷やしたのが原因みたい。
中途半端な冷房って、途中で少し暑くなってうっすら汗かいたところで、また冷房が始まるんですわ。
それ繰りかえすもんやから、背中や肩が冷えてこって、挙句の果てに頭痛。もうサイテー。
明日からジャケットもっていこかしらん。
見たい映画を見つける
５月は狂ったように映画を見まくりだったのだが、６〜７月はホントに何も見なくて、
「どうやら映画熱も醒めたかなぁ」と思っていたところに「太陽」日本上映の情報を見つけてしまった。
日本じゃ一般上映しないだろうと思っていたのだが、単館ロードショウで全国をまわるようで、
こりゃ是非ともみたいなと今から涎ズルズル。
しかし、なんで日本ってこういう皇室がらみの話を「しちゃだめ」みたいにマスコミまで動くんだろうか？
マスコミの自発的な謹慎が原因であれば、こんなにも魅力的な映画をロシア人監督で、
しかも日本俳優で撮られてしまったことに、日本のマスコミは恥を感じるべきだし、
宮内庁の抑制が原因であれば、宮内庁は世界にむけて皇室を理解してもらう努力を怠っているとしか思えない。
車やアニメや漫画だけではなく、もっと日本の本質的なユニークさをこうした映画で伝えるべきなのにと、
見る前からちょっと考えさせられる。
なんてことを考えていると、この映画関西上映、マジで絶対見なくちゃいけないなー。