チビの勇姿を撮る

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わが愛しの猫、チビ殿下は今も少しずつ足腰が強くなってきている模様。
最近は後ろ足のみで体重も支えられるようになってきているようで、気がつくと洗面台なんぞに上がって、
自分の勇姿を見ろと言わんばかりに「ひやー」と鳴いてオバタを呼びつける。
せっかくの勇姿なので「ならば」とカメラを取り出して撮影しようとすると、これがまたアッチ向いたりコッチ向いたりで、
なだめたりすかしたりでようよう撮ったこましなショットが上記の写真。あーしんど( ;谷)
でも、これからは寒い晩の「生きた湯たんぽ」もしてくれることなので、まぁ許す(笑)。

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言葉の力を知る

今日、外国の方々を対象としたレクチャーを行う機会があり、通訳を介しての講義を初めて行った。
内容は自分が受け持つ講義の延長線にあるものだったし、通訳をしてくださった方の気遣いも完璧だったのだが、
終わった時にムチャクチャ疲れてしまった。
原因はいつもの自分の言葉で話せなかったから。
自分の伝えようとする言葉がはたして通じるかどうか?と考えつつ話すのはとても辛い。
相手が熱心に聴いてくれている状況ならなおさらのこと。
いままで異なる文化的背景を持つひとと意思疎通することを真剣に考えたことはなかったが、
今回の体験はその意識の甘さと、普段なにげなく使っている母国語の強力さを教えてくれた。
うーん、まだまだ知らないこと、意識してないことは山積みだなぁ。

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「web2.0」の扱いを考える

今日、新聞受けにA4サイズの日経新聞の広告チラシが入っていた。
そのチラシ曰く、「web2.0って知ってる〜?」
思うにこの「web2.0」という言葉、日本においては本来の意味するところとは別に、
このチラシのように「トレンド用語知識踏み絵」的に使用される率のほうが高いのではなかろうか?
まぁ、「web2.0」って言葉自体にも問題はあって、それは「トレンド用語」扱いされている割には、
きっちりとした定義がしにくい概念(なにせ言い表そうとする対象はどんどん進化するのだ)だから、
こういった「踏み絵」の役割を担わせやすいのだ。
ところで、オバタ的にはこういった浸透率の低いキーワードをさも一般通念のように扱って、
読者拡販をねらう新聞会社の「程度の低い販売戦略」のほうが問題のように思える訳で、
webに携わっていないヒトやインターネットを使っていないヒトにとって、
このチラシではぜんぜん訴求力がないのではなかろうか?
こういった瑣末時に「電車内で携帯電話で話すオバハン」に似た「日本の駄目さ加減」を
感じずにおれない今日この頃。

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雨上がりに冬を感じる

今日、大阪は夕方にさっと一雨降った。
オバタは「先生シゴト」で5時前に出発だったのだが、うまい具合にその直前には雨が上がってくれた。
出かける準備をして、「ムシムシするかな?」なんて思いつつ外へ出ると、雨上がりの外気はひんやりと冷たい。
そのとき初めて、「あ、冬が来た」と感じた。
春から夏や、夏から秋はわりと激しい雨や雷なんかで季節の変わり目を感じてきたが、
秋から冬へのチェンジを体感的にはっきりと感じたのは今回が初めて。
今まで鈍かったのか、それとも年齢が感じさせたのか?
原因はどっちでもヨイとして、そういうことを感じ取れるようになったことが、ちょっと嬉しい。

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カメラで思う

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先月は分不相応にもGRデジタルなんてステキなカメラを買ってしまったので、
最近はそのGRを使いこなせるようになるために持ち歩いて撮影してみるのだが、
これがなかなか自分で見ても悲しい写真しか撮れない。
どうも自分の中で「こういうのが撮りたい」というのが明確でないのがその原因のよう。
あたりまえだ。これまで自分が意識して見ていた写真なんて、ホンっトに少ないのだから。
ただ、人が撮影したもので「これかっこいいな」とか「これスゴいな」なんていう自分の感想はあるわけで、
これすなわち自分の好み・趣向であって、ようはそれを意識化していないのが問題なのは明白。
ということで、これからはちょっと写真を意識して見ることにしようと思う今日このごろ。
この日記のようなものを見て下さっている皆々さま、お勧めの写真家、あるいは写真集等ございましたら、
ぜひぜひアドバイスを!
※上の写真、GRデジで長めの露光で月夜を撮ってみたもの。昼みたいなのに昼っぽくないのがお気に入り。

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パスタを食べる

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ひさしぶりでゆっくりした気分の休日だったので、昼はパスタを食べた。
ゆがいた安物のマカロニに大根とホタテのマヨネーズ和えのサラダをのっけて、
トマトとバジルのドレッシングで味を締める。
作業にしておよそ10分ちょい。味は上々。
後悔はビールを切らしていたことか。

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「太陽」を見る

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やっとソクーロフ監督の「太陽」を見ることが出来た。
十三の第七藝術劇場で明日までだったので、休みを避けて今朝一番の回をシゴト前に鑑賞。
詳しくは書かないけど、いやーよかった。劇場で見といて正解。
96席という劇場の「昭和」な雰囲気もあって、映像の色彩が生み出す独特の斜陽感がいっそう引き立って感じられた。
ところで東京から公開が始まってすでに2ヶ月ほどたっているこの映画、他メディアで取り上げられないのが、
オバタとしてはどうも腑に落ちない。
確かにこれは映画なので「史実」でない部分もあるかもしれないけれど、
なぜ昭和天皇が「総玉砕」という選択をしなかったのか?
その選択の背景に、昭和天皇が何を「最も守るべきもの」として考えていたのか?
なんてことを、この映画は認識させてくれる希有な作品なのに、このことが取り上げられないのがとても惜しい。
おりしも今日の新聞(夕刊)には「明日は憲法9条が生まれた日です」と意見広告が出ていた。
皇位継承問題なんぞも含めて、日本はもう一度60年前に戻って、
「まず最初に何が大事か」「その次は何か」ってところから考え直したほうがいいんじゃなかろうか?
※「太陽」は関西圏ではまだまだいろんなところで上映されているようなので、
 各位ご興味あられる方は、ぜひぜひご鑑賞をお薦め致します。

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白川さんが逝く

シゴト場で文字(漢字)学者の白川静さんが亡くなられたことを知った。
オバタ自身は白川さんの著作をまだ2〜3冊ほどしか読めていないのだが、
白川さんの文字を起点としたもはや哲学といってもおかしくない観点の面白さ、深遠さは充分体感出来るくらいだ。
機会があれば白川さんの講演を聴きたかったのだが、後悔先にたたず。
残念無念。

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髪をのばす

ここ3年、冬場は頭髪を全体的にのばしていている。
それ以前は常に短めのヘアスタイルで、もみあげも見事にテクノカットにしていて、
もみあげをのばそうものならその毛先が当たるところがかゆくなるくらい長髪が生理的に駄目だったのだ。
なぜ突然3年前に髪をのばせるようになったのか原因はよくわからないのだが、
思うに生活面での変化が影響しているのじゃないかと勝手に想像したりしている。
そんなふうに考えると、来年、再来年の自分がどんな髪型になっているのかちょっと楽しみ。
オバタとしちゃあ「頭髪のみ全部白髪」ってのが理想なのだが・・・案外ズルむけてたりして(笑)

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楽しく呑んで朝帰る

昨日はIMIのグラフィック講義を聴いた後、IMI先輩のホチ嬢のお宅でのパーチー(というか酒盛り)にお邪魔。
6時過ぎに到着するとジョーさんもすでに到着していて、早速缶ビールをいただきつつ、
ホチ嬢の愛猫たちとも戯れつつ世話話。
その間にホチ嬢がいろいろと料理を作ってくれて、もう「味の博覧会やぁ〜」(彦麻呂)状態。
旨い料理とお酒があるとよけいに話は弾むもので、結局オバタは終電を逃してしまい、
自転車で来ていたジョーさんもお酒でバタンキューだったので二人ともども泊めていただき、
今朝ホチ嬢のご出勤にあわせて通勤ラッシュに揉まれつつ帰宅。
ホチ嬢には大変お世話になった(というかご迷惑か?)のだが、こういう楽しい呑み会、
またやりたいな〜と思った次第。

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