「web2.0」の扱いを考える

今日、新聞受けにA4サイズの日経新聞の広告チラシが入っていた。
そのチラシ曰く、「web2.0って知ってる〜?」
思うにこの「web2.0」という言葉、日本においては本来の意味するところとは別に、
このチラシのように「トレンド用語知識踏み絵」的に使用される率のほうが高いのではなかろうか?
まぁ、「web2.0」って言葉自体にも問題はあって、それは「トレンド用語」扱いされている割には、
きっちりとした定義がしにくい概念(なにせ言い表そうとする対象はどんどん進化するのだ)だから、
こういった「踏み絵」の役割を担わせやすいのだ。
ところで、オバタ的にはこういった浸透率の低いキーワードをさも一般通念のように扱って、
読者拡販をねらう新聞会社の「程度の低い販売戦略」のほうが問題のように思える訳で、
webに携わっていないヒトやインターネットを使っていないヒトにとって、
このチラシではぜんぜん訴求力がないのではなかろうか?
こういった瑣末時に「電車内で携帯電話で話すオバハン」に似た「日本の駄目さ加減」を
感じずにおれない今日この頃。