シャッター

080908.jpg
梅田にて「シャッター」鑑賞。
宣伝で知った時から見ようと決めていたのだが、
いつも行く箕面の109シネマじゃやらないので、
日曜にもかかわらず梅田まで。
案の定劇場は人ごみが酷くて、
直近の回で席が取れなかったら帰ろうと思ってたのだが、
幸いにもシャッター自体の席は難なく取ることができた。
(どうも「ポニョ」夏休み見逃し親子が多かったらしい)
映画自体はそう派手な内容ではなく、日本のホラーに近い。
「リング」なんかの怖さがやっと消化されて、
ハリウッドでやってみたって感じ。
ゆえに、奥菜めぐみの幽霊は好演だったが、
映画として怖さがまだまだ浅いように思う。
というか、(低予算だったからかもしれないが)
よくこれをハリウッドで撮れたなぁと。
この映画自体は日本のホラー映画に対して、
かなり敬意をはらっていると思うのだが、
アメリカ全体ではまだ理解されにくい怖さなのかもしれない。
オバタが感じた怖さに対する詰めの甘さは、
その背景にアメリカの「怪談」に対する理解度の浅さがあるように思う。
上田秋成の「雨月物語」の「吉備津の釜」の怖さが分かる、
いかしたアメリカ人が増えることを望むなぁ。


 

「シャッター」への4件のフィードバック

  1. 上田秋成の「雨月物語」の「吉備津の釜」...
    しかしねぇ、私は、無理して面白味の無い女を相手にするのが理解出来ん。
    正太郎の方がまだマシやな。
    愛人の家にはチャンと帰ってるんだからね。
    面白い女と結婚しても家に帰らない...
    愛人の家にも帰らない...
    私は何なんでしょ。
    新しい怪談話でも出来りゃオモロイんやけどね。

  2. みっと氏、カキコさ〜んくす!
    >新しい怪談話
    「家人の元にも愛人の家にも帰らぬ男が戻るのは、
    自分のドッペルゲンガーが棲む東京某所」ってのはどう?w

  3. あぁ、そういう東京某所が数ヶ所有って、いちいち極端な性格のドッペルゲンガーが棲んでる訳や...
    んで、結局のトコロ、本人の多重人格とか、沢山の愛人との子供を数ヶ所に分けて育ててたとか、ナンも無い空き地で猫飼ってたダケとか...
    わりと、色々書けそうやな。

  4. >色々書けそうやな
    うほっ!それ読んでみたいな。鉄扇復活希望!w

コメントは停止中です。