酒とタバコに思う。

駒大苫小牧高校の野球部員が、飲酒と喫煙で春の甲子園出場辞退なんですと。
で、これがニュースになっているのがなんとも不思議。
「生徒の誰一人とも酒、タバコの経験がない」と胸が張れる高校なんて、今時あるだろうか?
両方ともコンビニで誰でも買えて、あまつさえ居酒屋が高校生の文化祭体育祭の打ち上げ宴会を受け入れる昨今、
「酒、タバコと無縁な優良高校」なんて幻想的かつ論理性を欠いた思考が出来ること自体、ホトホト呆れてしまう。
このおバカな思考形態って日本の役所のそれに似ている。建前だけのうすっぺらさ。日本をよく表しているわ。
オバタが文部大臣なら、飲酒喫煙の年齢制限解除するかわりに、生活・教育の現場でもっと身近に扱わせるのにな。
「酒もタバコも嗜好品で、いくばくかのお金で楽しめる。そのかわりそれに溺れると自分をダメにする。
よって自分をコントロールする術を身につけて嗜むべきで、それが出来ない奴はダサダサです。」
たったこれだけを教えればいいと思うんだがな。その上で子供たちに実際に酒、タバコを嗜ませて、
自分の見地を自身で考えさせる。要は「自分で判断する能力」を身につけさせればよいことなのだ。
いつまでも「青少年たるものかくあるべき」なんて理想だけ述べて、自身の考えが全くないような教師が
教鞭とってるような国では、もうしばらく「オトナ」による自慰的な「出場辞退」騒動は続くんやろな。
それこそ、子供たちにとっちゃあ、いい迷惑なんだろうけどねぇ。