僕の叔父さん 網野善彦

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「アースダイバー」を読み終えた時点で次に読まねばならない本は決まっていた。それが
本書「僕の叔父さん 網野善彦」なのだ。
書店の店頭に並びはじめたころから気にはなっていたのだが、なかなか買うまでの衝動
に至らなかった。しかし「遠野物語」から「アースダイバー」を続けざまに読み、そして、
「夏俺」を控えた時点で、やっとこの本を読む準備が出来たのだろうか。7月末のとある
日の仕事帰りにようやく購入出来た。
で、さっそく読み始めて再び始まる共振の旅!別にオバタの生活に直接関わるようなことが
書かれているわけではないのだ。題名のとおり、中沢新一さんの伯父である故網野善彦氏
への追悼文なのだが、その文節一つ一つが目玉に貼り付いたウロコをこそげ落としていく
この感覚!
最近、自分がよいと思うこと、こちらの道だ!と感じることの底に流れるアイディアが、こうも
明確に書かれていると、自分の中のモヤがいっぺんに晴れていくようだ。
いやぁ、ホント、爽快爽快!!