築城せよ!

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昼一に梅田シネ・リーブルで「築城せよ!」鑑賞。
劇場で予告編観たときからヒジョーに気になっていたのだ。
なんと言うか、オバタの触覚にビンビン引っかかるモノがあって、
それはもうタイトルの付け方一つで「あ、これ絶対好き」と分かるものなのだ。
で、鑑賞したらこれが思った通りの面白さ。いやー、この話、いいなぁ。
簡単にストーリーを話すと、築城途中、戦で命を落とした戦国武将の魂がよみがえり、
過疎化の進む現代の城跡の町で城(しかも段ボールの)を4日で築くという、
かなーり荒唐無稽なものw。
ところが、この荒唐無稽な話がすこぶる良い。
当初は誰もが荒唐無稽と思う発想が、人々を魅了して少しずつコトが運び出し、
やがてはそれが確かな現実となっていくというこの映画は、
まるでそれ自体が祭りのようで、それは「日常」が可能性の宝庫であり、
それと同時に「ハレ」の日の偉大な母であるということを、
巧く浮き彫りにしてくれている。
自分はこういうパッションを追い求めているのだなぁと、
これ観て再認識した次第。
お薦めです。