笑犬樓、愛のひだりがわ を読む

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ここ最近、ずっと筒井康隆氏の本ばかり読んでいる。
「笑犬樓よりの眺望」は半月前から電車での移動時に少しずつ読んでいた。
「噂の眞相」で連載されたエッセイなのだが、これが面白くて大変。
電車の中で読んでいてもニヤニヤしてしまうのでマズいったらありゃしない。
また、この本の最終話では例の有名な断筆宣言もあり、
この本を読んで、いまさらながらその宣言への経緯の理解も深めた次第。
で、おもろかったーと思っていたら、タイミングよく断筆解除後に再開された続編、
「笑犬樓の逆襲」が新潮文庫から7月末に出ることを知り、これは即刻購入して2日ほどで読了。
話の語り口はとても丸くなった感じがするものの、それはあくまで語り口のみ。
やっぱりこれまた激烈に面白い。
で、その「笑犬樓の逆襲」でも触れられていた「愛のひだりがわ」を、
先週金曜に堂島ジュンク堂で購入。
これはジュブナイルの位置づけがされているものの、オッサンのアタシでも
ムチャクチャ楽しめた。(頭が中学生だからか?)
これはイトコの息子にプレゼントしたいなぁ。
個人的に筒井氏の本はどれをとってもはずれがないなぁといつも思う。
オバタの趣味趣向にあってるってところもあるんだろうが、
それ以上にやっぱり筒井氏が天才なのだろうなと思う今日このごろ。