「どろろ」を見る

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午後、箕面の109シネマズで「どろろ」を見る。
いやー、思った以上にちゃんと雰囲気があってとても良かった!
柴崎コウのどろろも妻夫木の百鬼丸も非常に良かった。とくにどろろは当たり役。
脚本はちゃんと手塚治虫の原作の核を掴んで、映像化のために必要な手入れを丁寧に行っているので、
原作を知っていても知らなくても、ちゃんと楽しめるものになっている。
マンガ原作ものの映画は原作の「マンガゆえのインパクト」をそのまま使おうとする馬鹿なパターンが多いもの。
以前手塚治虫がそのことについて、
「マンガにはマンガの表現方法があってああなっているので、同じことを他のメディアでまんまやるのは的外れ」
といった趣旨のコメントをしていたのをどこかで読んだことがある。
その点から言って、もし手塚治虫が今回の「どろろ」は見たとしたら、結構よろこんだんじゃないかしらん。
手塚好きにはぜひお薦めしたい作品。