「三位一体モデル」を読む

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中沢新一さんの「三位一体モデル」を読んだ。
本自体はハードカバーながら薄いもので、読むのは1時間かからないのだが、
読了後に読者にいろいろと考える時間を与えてくれる。
実のところを言うと、オバタ自身この本が提示する「思考モデル」というやつが今ひとつ飲み込めていない。
ざっくりと言わんとしていることは分かるのだが、その核の部分までに手が届いていなくて、
さらにその核を掴めばきっと新しい目が手に入るということは直感で分かっているという、
なんとももどかしい感じ( ;谷)。
それだけに、部分部分を何度も読み返してしまう。
ちょっと今までの中沢さんの本にはない感じ。
(オバタがこれまでに読んだ中沢さんの本はどれも分かりやすく、なおかつ文章としてもオイシイものだった)
多分、これはトレーニング本だ。
印象としては植島さんの「頭がよいってなんだろう」にすごく近い感じがする。
ということで、最近持ち歩いては読み返している一冊。