年の瀬も押し迫った今夜、ちょっと気になっていた「ゼロ・グラビティ」を箕面109シネマの最終回で鑑賞。
ほとんど予備知識なく見に行ったのだが、もう始まってかららすぐ釘付け。映像のすごさでもうシートから微動だに出来ずに画面に目が釘付け。
しかし映像に釘付けになっているのは最初だけ。入れ替わるように今度は主人公ライアンの気持ちの動きに自分の気持ちがシンクロして、物語に釘付けにされていくのである。
そして映画を見終わるまでずっと物語に釘付けのままで、最後の最後で「ほっ」と解放される。この解放がたまらなく心地よかった。
その解放を味わってから気付いたのだが、これは「胎内めぐり」の話だなと強く感じた。そう考えると映画の中に出てくる様々な小道具(命綱、宇宙船の名前)がどれもしっくりくるのだ。
今年最後に映画館で観るにふさわしいとても意味深で観た後もいろいろ考えられる映画だった。ご興味あるかたにはぜひぜひお勧めしたい次第。