水木しげる妖怪図鑑

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兵庫県立美術館にて「水木しげる妖怪図鑑」展鑑賞。
午後からだと暑いし人も多いだろうと午前中に出かけて
正午前には美術館についたのだが、子供連れの多いこと多いこと!
今回の展覧会は、ここ数年見に行っている水木さんの展覧会の中で
一番間近に原画をたくさん見ることが出来た。
それらの原画を見て興味深かったのが、ホワイトの使用が、
光を表現するための修正がメインだったこと。
よくある「マンガの描きかた」的な本では、
ホワイトは間違いの修正を目的として紹介されているのだが、
水木さんの原画にはほとんど修正点がなく、ホワイトは
陰影を引き立たせるために「ここに明るいスポットを加えたい!」
という修正でのみ使われているようだったのだ。
たとえば、水辺の光の反射やら、川のせせらぎの水しぶきといった、
細かな光を後から書き加えるためにホワイトを使用しているのだ。
もしそのホワイト部分がなかったらと想像してみると、
画自体の妙な迫力がたちまち半減するのは明白で、
この光と影の表現が、水木漫画の一つの鍵なのだなぁと感じた。
展覧会の最後のほうは妖怪の立体像やら解説パネルが満載で、
その昔、とうとう親に連れて行ってもらえなかった
宝塚ファミリーランド毎夏恒例の鬼太郎イベントを彷彿させ、
大人になって、やっと夏の鬼太郎イベントに参加出来たなぁと、
ちょっと嬉しく思った次第。

「水木しげる妖怪図鑑」への2件のフィードバック

  1. おくだくん、カキコさーんくす!!
    >興味
    絵が描ける人にはとっても魅力的な原画展(と言い切ってしまうw)ですから、
    ぜひぜひ見に行ってください。
    そして今度あえる時は溶解話などいたしましょうw!

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