「ダンシング・ヴァニティ」を読む

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筒井康隆さんの「ダンシング・ヴァニティ」を今朝読了。
同じようなシーンが何度も繰り返されつつ進行するこの小説、
読んでいるうちに、自分の生活もそれと何も違わぬことに気づき、
そして少し空恐ろしくなる。
この体感出来る恐ろしさがテキストで作られているのだ。
このリアルさに比べたら、コンピュータの作る仮想世界など、
所詮見えている範囲の数値化にすぎないのだなと思う。
そんな比較はさておき、本書自体はとても面白い。
個人的には筒井さんの「夢の木坂分岐点」と近いテーマを感じて、
非常に気に入った次第。