「寝ずの番」を見る

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元々見ようと思っていた寝ずの番なのだが、先週奥村さんからも「マキノ雅彦はすごいよ〜。」とお話を聞いていたので、
箕面の109シネマズに見に行ってきた。
もうね、「粋」です。ごっついおもろうて、しかも粋!
原作はオバタが敬愛する中島らも氏(にもかかわらず、これは未読でしたorz)で、
落語好きかつその世界の空気感をしっかり把握しておられたらも氏ならではの話なのだろうが、
その微妙でおもろいところを、マキノ監督がホントにキッチリ描いていて凄い!!
関西弁の飛び交う映画って、もしかしたらこの20年くらいはほとんどが任侠ものか青春暴走ものなんじゃなかろか?
その意味で「寝ずの番」が見せてくれる「関西の粋」はホントにカッコいいしおもろい(「面白い」ではない)。
「おもろうて、やがて悲しきおサセかな。」の感覚が分かる人には絶対お薦めしたいねぇ。
この映画の「粋」が分からん人とは、ちょっと酒呑みたないくらいですわ(笑)。