奇談

051209kdn.jpg
もう、ホラーっぽいものにはアカンのですわ。いや、嫌いっちゅーことやなくてね。
むしろコワイもんみたさで、それこそノドがグビグビなるみたいな感じになるわけです。
特に低予算でも雰囲気がいいのはオバタの大好物なわけでして、その点今日見た「奇談」は最高でした!
原作は諸星大二郎さんで、諸星さんのマンガ独特な「まがまがしくも、ちょっと人間ゆえの愚かさ、哀しさ」
といった雰囲気がよく出てます。
話はホントに荒唐無稽なんやけど、なんでこんなにひきこまれるんやろ?やっぱり物語がしっかりしてるんやろな。
諸星さんの作品にはいつも「一期一会」を感じるんやけど、この映画も公開は梅田ブルグ7で今日まで。
たまたまシゴトの都合がついて、朝一番の上映でほぼ貸し切り状態で鑑賞。
ほぼあきらめかけてた映画をこんな状況で見れたのも何かの縁なんやろけど、
最近こういうキワキワの素晴らしい出会いが多いのは何なんやろねぇ。
「かたじけなさに涙こぼるる」ってのはこのことなんやろなぁ。