今竹七郎大百科展

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11月27日の最終日、なんとか見に行けることとあいなりました「今竹七郎大百科展」。
奥村師匠のカワユイポスターデザインで、阪急沿線の方はご存知のかたも多かったであろう本展覧会。
西宮の大谷記念美術館ってとこでやってるというので、阪急で梅田まで出た後、「なま沼」駅(笑)から
阪神電車で香里園まで行き、そっから徒歩10分ほど閑静な住宅街の中を歩いて行ってきた。
今竹さんのコトは、うっすらとメンタームやら関電のマークで知っていたのだが、この展覧会を見て大変
驚かされた。むちゃくちゃ多才な方だったよう。
オバタが特に驚いたのはイラストレーション。百貨店の広告で描いているおびただしい数のイラストレーションが
あるのだが、これが今雑誌で見られるのとなんら遜色ないのだ。
逆に50年以上も前に、今ある技法総てを使いこなして描いている感じ。
そしてデザインにおいても、デザインを必要とする対象にどのようなアイディアが必要なのかを踏まえて、
非常に斬新なアイディアを展開している感じ。きっとムチャクチャアイディアマンだったのだろう。
さらには趣味のコーナーでは鉄道模型にカメラ(八ミリムービーからハイエイトあたりまで)、はてはレコード類と
これまた収集の鬼の様相を呈していて、凝り性だったのが伺える。
今年が生誕100年だそうで、今竹さんが活躍し始めたのを30歳からとしても、すでに70年前からの
活動内容なわけで、オバタなんぞ、ホンマまだまだチンチクリンのチビチビちゃんであると痛感。
いや〜、いいもん見せてもらいました。つーか、いいもん見過ぎて帰りに肩冷やしてその後頭痛地獄となり、
帰ったなりベッドに伏してしまったよ(ノД`)。まだまだ修業がタリンです、ハイ。